パイプパイプ煙草

McClelland Personal Reserve: Dark Star (マクレーランド ダークスター)

念入りに熟成されたヴァージニアとフルーツの濃厚な味わいが織りなすラグジュエリーな輝き。

McClelland Black Label: Dark Star (マクレーランド ダークスター)
McClelland Black Label: Dark Star (マクレーランド ダークスター)
缶に詰められる何年も前、このリッチでクールなブロークンフレークは黄金色に輝き、甘味の強い、最高級のヴァージニア葉でした。
そして、3度にわたる熟成、圧縮、加熱により、うっとりするような香りとスムースさ、そして深みを実現しています。
(パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳)

US$ 15.29/100g也。(税・送料別)

マクレーランドの Personal Reserve シリーズには、この記事執筆時点でオリエンタル系3種とヴァージニア系3種がありますが、このブレンドはヴァージニア系のグループで、葉組はヴァージニアオンリー。ヴァージニアオンリーのブレンドはえらく久しぶりのような気がしたので喫煙記録を調べてみたら、2014年7月31日に、相変わらず入手困難な「J. F. Germain & Son Medium Flake (ジャーマイン ミディアム フレーク)」を喫ったのが最後なので、約10ヶ月ぶりでした。

開封すると真っ黒なブロークンフレーク状で、レーズンとプラム?のかなりフルーティな香りが漂ってきます。色と香りが「Samuel Gawith BLACK XX (サミュエル・ガーウィズ ブラックXX)」に似ているので「これは、一筋縄ではいかないかも…」と期待と不安が高まりました。なお、水分の多いフレーク状なので、ほぐしつつ少し乾かしてからパイプに詰めないと、着火後に難儀するかと。

序盤は開封時に香ったフルーティさが熟成されたヴァージニアのコッテリした強い甘味に乗って、高級感のある濃厚な味わい。パッケージの説明文の通り念入りに熟成してあるようで、ヴァージニアの爽やかさ、草っぽさはほとんど感じられません。

中盤以降はさらに濃厚になってくる以外は、味の方向性は変わりません。かなりの濃厚な甘さ故、コーヒーとのマッチングが最高です。逆に何も飲まずに喫っていると、私の場合は途中で飽きます。

個人的には、「コッテリ系」というとラタキアの入っているブレンドがまず思い浮かびますけど、熟成されたヴァージニアとフルーツの香料でこういう面白いコッテリ系も演出できるんだなぁと、ヴァージニアの奥の深さを思い知らされました。「どうせつまんないんでしょ?」という理由で最近なんとなくヴァージニアオンリーのブレンドを避けていた自分が恥ずかしい!

…と書いてきましたが、今まで私が試した経験から一言で言ってしまうと「脂っこさを弱めた、フレンドリーなサミュエル・ガーウィズ ブラックXX」ですね(笑)。ブラックXX はあの脂っこさで辛いものがあったのですが、このブレンドを試してから、ブラックXX の狙いがわかってきたような気がします。せっかくなので再挑戦しようか…とちょっと思ったりしていますが、ブラックXX は覚悟が必要なブレンドなので、考え中です(笑)。

封を切ってしばらくは、正直「甘いなぁ…。悪くはないけど、で?」という印象でした。色々なパイプで試している中で、たまたまエアフローの良いパイプで試したところ数段旨く感じる事に気づき、自分の中での評価が急上昇。私の所有パイプの中では圧倒的なエアフローを誇る Brian Ruthenberg と、Michael Lindner のマグナムサイズのパイプが大活躍しました。

濃厚で甘いブレンドが好きな方には文句なしでお薦めです。私も近いうちにリピート確定です!


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