McClelland Personal Reserve: BLACKWOODS (マクレーランド ブラックウッズ)
マクレーランド流「ストレートヴァージニア」。
この美しいまだらのフレークには、レッドヴァージニアの芳醇な甘味と加熱処理されたブラックヴァージニア固有の豊かでスパイシーな香りがあります。念入りに熟成された、スムースでバランスの良い味わいです。
（パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳）
US$15.29/100g也。（税・送料別）
この記事の執筆時点でリリースされているマクレーランドの “Personal Reserve” シリーズは6種類（マクレーランドのシリーズ紹介ページはコチラ）。当ブログではこのブラックウッズで全て紹介したことになります。
ブロークンフレーク状で、開封時の香りはおなじみのケチャップ臭と若干の発酵臭。Personal Reserve シリーズでヴァージニアオンリーという葉組は「McClelland Personal Reserve: Dark Star (マクレーランド ダークスター)」と同じですね。ダークスターは着火前にもフルーティな香りがしたのに対して、こちらはフルーティさは感じられません。
「ダークスターとの違いはいかに？」と期待しながら着火すると、着火前の香りからの予感通りフルーティ感は低く、レッドヴァージニアの爽やかな味わいが広がります。Personal Reserve シリーズの中で純粋にヴァージニアを味わうならばこのブラックウッズが最も直球でアプローチしているという印象です。
最初の爽やかな甘味に舌が慣れてくるとブラックヴァージニアと思われる香ばしい苦味も効いてきて、味の二面展界になってきますが、それほど大きく変化するわけではありません。ヴァージニアをピュアに追求し、今まで私が喫煙したことのあるマクレーランドのブレンドの中では、最も「熟成された素のヴァージニア」という感じですね。しかしそこはマクレーランド、爽やかさ、甘さと香ばしさをうまくミックスして凡庸なヴァージニアブレンドにはしていませんのでご安心を。
ところで、マクレーランドで比較的お求めやすい 100g 缶のシリーズでヴァージニアというと、“Matured Virginias”シリーズが思い浮かびますが、”Matured Virginias”はオリエンタルが入っているなど、意外と個性的な味わいという印象です。実はこちらの”Personal Reserve” シリーズのヴァージニア系の方がストレートにヴァージニをフィーチャーしていて「ヴァージニア喫いたい！」というニーズにはマッチするシリーズなのかなと。個人的には”Personal Reserve” シリーズの方が好みですね。
特に意表を突く点がある味ではないため、味についてあれこれ語った上で「こういう方にお薦め」という表現が難しいところですが、私は「普段喫い用のストレートヴァージニア」としてローテーションに組み入れようと思っています。