Samuel Gawith FULL VIRGINIA FLAKE (サミュエル・ガーウィズ フルヴァージニアフレーク)
ヴァージニアの定番”FVF”。定番と言われるだけの旨さ。
US$9.99/50g也。(税・送料別)
通称”FVF”。同じく Samuel Gawith の”BBF”こと「Samuel Gawith Best Brown Flake (サミュエル・ガーウィズ ベストブラウンフレーク)」とよく比較されるヴァージニアフレーク。
薄くて半分ほぐれていたような”BBF”と比べると、厚くてかなりしっかりした板状のフレークで、小さめのパイプに1枚詰めるとキッツキツになってしまいます。フレークタバコをほぐして喫うのは抵抗感があるので、最初の頃は折り畳んだだけでパイプに詰めていたのですが、火点き、火保ちがメチャクチャ悪い。SG のお約束でかなり湿っているので、当然乾かしてから詰めたワケですが、過燃焼一歩手前までドローしてなんとか…という感じで妙に疲れてしまい、イマイチ味わえませんでした。そこで意を決して「揉みほぐす」まではいかない程度にほぐしたところ、火点き、火保ちがかなり改善し、やっと味わう余裕が出てきた感じです。
香ばしさと甘さは”BBF”の方が強いですね。”FVF”は甘さの中に酸味があり、かつ全体的に味が濃く、タバコとして”BBF”よりキツめ。”BBF”で微妙に感じられたリコリスのような味も”FVF”ではしません。「どっちが旨いか?」とは単純に比較できず、「時と場合による」としか言えないです。朝とか日中ならば”BBF”でしょう。夜や食後には”FVF”の方が向いているかと。それでもどうしても選べと言われれば、甘みと酸味が良い感じで効いていて味に面白みがある”FVF”の方が好きかな。
序盤〜終盤まで味はほとんど変わりませんが、甘みの中の酸味が適宜味覚を刺激してくれるので、途中で飽きるような事もありません。
あと、このブレンドはエアフローの良いパイプで喫った方が旨いかも。私の手持ちのパイプの中では破格のエアフローを誇る「Brian Ruthenberg Carved/Sandblasted Billiard」との相性が一番良かったです。
ちなみに、SG の50gの四角い缶のフレークは、”FVF”に限らず、私の場合12回程度で開けてしまいます。他社の特に湿っていない50gのブレンドは概ね20回以上喫えるんですよね…。フレークなので葉が詰まっているというのもあるでしょうが、やはり重さの中にあの水分が占める割合はかなり多いと思います。こう言うと野暮ですが、SG のフレーク系はコストパフォーマンスは悪いですね(笑)。
Samuel Gawithのバージニアは美味しいと思うんですが、ニコチンが強くて私には無理なんです……。
美味しいのに気軽に吸えないというのがなんともストレスが溜まるんですが、我慢して吸い続ければ酔わずに吸えるものなんでしょうか?
コメントありがとうございます。
たしかにニコチン強めではありますね。
私も特にFVFは、入れこんで喫煙していて、何度かヤニクラしました。油断していると今でもですね。
当然、ニコチン慣れはしている体だと思うのですが…。
特にヴァージニアオンリーのブレンドのようにズバッと直球で来るやつはニコチンが効きやすいような気がします。
体質だと思うので、ある線を越えるとしょうがないんでしょうね。
「分かっちゃいるけど止められない」なんですけど(笑)。
ピンバック: McClelland Matured Virginias: NO.24 (マクレーランド ヴァージニア No.24) | さぼ亭日乗