McClelland Grand Orientals: Classic Samsun (マクレーランド クラシック サムスン)

オリエンタル葉への忠誠心を試される、(良い意味での)問題作か?

McClelland Grand Orientals: Classic Samsun (マクレーランド クラシック サムスン)
McClelland Grand Orientals: Classic Samsun (マクレーランド クラシック サムスン)
東トルコの黒海南沿岸の内陸部、岩の多い土壌において、このオリエンタル葉の逸品は、甘くナッティーなフレーバーを350年にわたり吸収してきました。
この独特な芳醇さと、サムスン種として名高い味わいをお楽しみください。
(パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳)

US$ 10.49/50g也。(税・送料別)

着火したとたん「うは! むっちゃスモーキーかつビター」と、正直、驚きました。超深煎りのコーヒー豆を濃厚なエスプレッソにしたようなイメージかな? このスモーキーさに「なんじゃこりゃ!?」と葉組を調べてみたら、オリエンタルのみという情報が…。そして最初のインパクトの幻惑から味覚が慣れると、オリエンタルらしいスパイシーな味わいが感じられるように。

このブレンドに興味を持った理由は、共に”Samsun 種”をフィーチャーしている「McClelland Grand Orientals: Katerini Classic (マクレーランド カテリーニ クラシック)」「McClelland Grand Orientals: Black Sea Sokhoum (マクレーランド ブラックシー スフミ)」の味が結構違ったので、「果たして”Samsun 種”とは?」と興味を持ったからです。「ブラックシースフミ」の方は意外とオリエンタル感が弱かったのもありますが、結論としては「カテリーニクラシック」に近いですね。このブレンドが最もピュアな”Samsun 種”だとすると、”Samsun 種”は、オリエンタル葉にしては甘味少なめ、苦味多めの種類ということなのかと思います。

中盤以降も基本的に味の変化は少なく、スパイシーさをベースにしながら、スモーキー&ビターで押してきます。甘さはあまり感じません…と思いきや「ビターな輪郭を塗りつぶしていくと、真ん中にぽっかりと空白でスイートさが描かれる」という不思議な味わい。「物理的な味覚センサーだと甘さは検知できない。ただし幻覚として甘さを体験させる」とも表現できるような不思議さです。

当ブログで紹介したブレンドの中で「ビター」というと「Samuel Gawith Chocolate Flake (サミュエル・ガーウィズ チョコレートフレーク)」が印象に残っています。この時に

ビター脳になったままだと、中盤以降もあまり味が変わらず「良い感じでビターで悪くないね」で終わってしまいます…これはこれで旨いですけど。一方のスイート脳になると、これがなかなか面白い。(後略)

と紹介しました。あちらはあくまでもカカオ着香だったのと、そもそもの葉組が全く異なるため、味わいが違うのは当然ですが、SGのチョコレートフレークがスイート脳で映えるブレンドだとすると、こちらはビター脳で映えると言えるかな?

あと、このブレンドは空腹時と満腹時で味が結構違うように感じられます。食後の一服としてお腹いっぱいの時に喫うと色々な味わいを感じやすいのですが、空腹時だとビターさが先にたちます。バランスよく感じるのは満腹時、エッジが立ってるのは空腹時で、どっちも捨て難いですけどね!

いやしかし、これはホントに不思議な味わいのブレンドですねぇ…開封して最初の4〜5ボウルは、あまりのスモーキーさとビターさにイマイチ感を禁じ得なかったのですが、パイプを替えたりして何度も喫い続けているとだんだんと好きになってくる不思議な旨さです。「幻覚云々」と書いた通り「禁断の味わい」というべきか…。

広く一般的にお薦めできるか? と問われれば「癖が強いのでお口に合わないかもしれませんよ」と答えざるをえませんが、オリエンタル葉の深遠さを垣間見たいとお考えの好き者パイプスモーカーには「最初お口に合わないかもしれませんが、とりあえず10ボウルくらい試してみて下さい。きっと好きになるはず。それでもダメだったら残った分私に下さい!(これが真の狙い)」と言っちゃいそう(笑)。

ホント良い意味で問題作だと思いますよコレ! ヘビーローテーションまでは行かなくても、リピートは確定です。


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