パイプパイプ煙草

McClelland Grand Orientals: Black Sea Sokhoum (マクレーランド ブラックシー スフミ)

シガーのようなホンワカとした味わいでオリエンタル感は弱め。

McClelland Grand Orientals: Black Sea Sokhoum (マクレーランド ブラックシー スフミ)
McClelland Grand Orientals: Black Sea Sokhoum (マクレーランド ブラックシー スフミ)
黒海東岸の山岳地帯の斜面で育った Samsun 種の系統です。
このオリエンタル葉は、最適な状況で育ち、熟成されたヴァージニアに、マイルドで甘い、シガーのようなフレーバーを与えています。
(パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳)

Grand Orientals シリーズで使われているオリエンタル葉の中では最も東側の原産になります。国でいうとジョージア(グルジア)ですね。なお、”Sokhoum”を日本語でどう表記すべきか調べてみたところ、おそらく「スフミ」のことかと思われるので、とりあえず「ブラックシー スフミ」としています。

パッケージの説明文にある通り、オリエンタルでも”Samsun 種”を使っているとの事。当ブログで紹介した”Samsun 種”には「McClelland Grand Orientals: Katerini Classic (マクレーランド カテリーニ クラシック)」がありますが、カテリーニクラシックはギリシアのマケドニア産なので、東西でだいぶ離れていますね。

“Samsun 種”つながりでカテリーニクラシックに似ているかと思いつつ着火してみると、カテリーニクラシックのカレー風味やスパイシーさはほとんど無く、「シリア産ラタキアに似た粘りのある甘さ強め。ヴァージニアの甘さも強く意外とヴァージニアメイン?」という印象で、全然違う味でした。グルジアとシリアはトルコを挟んで北と南になりますが、オリエンタル葉(ご存知の通り、ラタキアはオリエンタル葉を薫製したもの)の産地としてはともに東端で、経度はあんまり違わないし、意外と似ているのかも?

そして、パッケージの説明文にある「シガーのようなフレーバー」というのは、いわゆる「アーシー」というやつかと。確かにシガーのようなホンワカとした独特の味わいがあります…とはいえ、まるっきりハバナ産シガーのような味わいを期待すると、それとはまた全然違うのであくまでもパイプ煙草の範疇と考えた方が良いでしょう。

中盤以降は甘味がさらに強くなってきますが、味の変化は少ないです。Grand Orientals シリーズだからといってオリエンタル感を求めるブレンドじゃないのかなぁと。あくまでもオリエンタルを引き立て役として巧く使ってヴァージニアを味わうブレンドのような気がします。

個人的には、Grand Orientals シリーズにはオリエンタルガンガンプッシュを期待しているので、ちょっと残念かな。まぁ、マクレーランドとしては、単純にプッシュするだけじゃなくて「オリエンタルの使いこなしをお見せしましょう!」を意図しているのかもしれませんけど…。しかし、カテリーニクラシックとここまで味が違うと、早く”Samsun 種”オリジナル?の「McClelland Grand Orientals: Classic Samsun (マクレーランド クラシック サムスン)」を試したい。次にまとめてオーダーするとき忘れないようにしなきゃ!


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