パイプパイプ煙草

McClelland Rose of Latakia (マクレーランド ローズオブラタキア)

シリア産ラタキア好きにはど真ん中ストレート!

McClelland Rose of Latakia (マクレーランド ローズオブラタキア)
McClelland Rose of Latakia (マクレーランド ローズオブラタキア)
最も貴重で香り高いシリア産の葉は「ラタキアのバラ」と呼ばれています。この素晴らしいブレンドは繊細さ、香り高さが信じられない程に詰まっています。
(パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳)

US$8.89/50g也。(税・送料別)

パッケージのデザインが可愛らしかったので「マクレーのラタキアだしそんな外さないだろう」程度の軽い気持ちで選んでみたブレンドです。パッケージにシリーズ名は表記されていないのですが、後述するように、マクレーランドの「シリア産ラタキア三兄弟」的な、シリア産ラタキアプッシュ銘柄の一角のようです。あと、マクレーランドの 50g 缶ではお値段も比較的安いですね。

開封すると、若干のケチャップ臭に加えて、ムンムン来る発酵したフルーツのような香りです。誤解を恐れずに言えば若干生ゴミっぽいと言えなくもないので、最初は「ウッ」となるかも(笑)…すぐ慣れますけど。

お味の方はというと…序盤からシリア産ラタキアの濃厚な甘さがドカーンと来ます。オリエンタルはスパイス的にそれなりに香る程度。ヴァージニアは下支えでほとんど主張してきません。この独特の甘さは他では替え難いですね。これは当たり!

中盤は、若干ヴァージニアが効いてくるものの、基本的な味の方向性は変わらず、ひたすらシリア産ラタキアをガンガン押してきます。「ラタキアのバラ」とのことですが、濃厚でダークな雰囲気が確かにバラっぽい気もします。

終盤は、パイプによって差が出てくるようで、オリエンタルが結構立ち上がってくる場合もあります、基本的に中盤と大きくは変わりません。

強いて難点を挙げるとすれば、味の変化が少なく、シリア産ラタキアの甘さをひたすらプッシュしてくるため、飽きが来やすいかも。1ボウルあけた直後に「旨い! 続けてもう1ボウル!」と連投するタイプではないと思います。ただ、煙草としては比較的マイルドなのと、オリエンタルが程好いスパイスになっているので1ボウルならば特に気にならずに楽しめます。むしろ相当旨いですよ!

なお、当ブログで紹介したブレンドの中で、シリア産ラタキアをプッシュしているのは「Mac Baren HH Vintage Syrian(マックバレン HH ヴィンテージシリアン)」「McClelland Syrian Full Balkan (マクレーランド シリアン フル バルカン)」がありました。このブレンドがどちらに近いかと言えば、シリア産ラタキアがより主張している HH ヴィンテージシリアンですね。ただ、HH ヴィンテージシリアンはケンタッキーが効きすぎて個人的にはイマイチだったのに対し、こちらはシリア産ラタキアに加えてオリエンタルとヴァージニアのみで、シリア産ラタキアの濃厚系ドライフルーツのような甘さをよりストレートに味わえます。

シリア産ラタキアの味が分かりやすくプッシュされているので「シリア産ラタキアの味を知りたい」という方には非常にお薦めのブレンドです。発酵した濃厚系の甘さが好きな方にもお薦めかな。私もこれはリピート確定。

マクレーランドのシリア産ラタキアプッシュ銘柄には、これとシリアンフルバルカンの他に「Syrian Super Balkan」というのがあります。こちらはペリクも入っているようで、どんな味になるのかかなり興味深いです。次回の煙草仕入れ時にこちらもオーダーしてみようかと。リリースされているブレンドの数と、味の期待値の高さ、入手しやすさを総合すると、個人的にな評価ではマクレーランドが最強のパイプ煙草ブランドですね。試していないブレンドがまだまだあるので、今後も攻めていきますよ!


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