McClelland GKCPC Beacon Extra (マクレーランド ビーコン エクストラ)

甘味、苦味、酸味の競演。

US$ 10.29/50g也。（税・送料別）

マクレーランドのヴァージニア＋ペリクブレンド「McClelland Collector Series: PCCA Beacon (マクレーランド ビーコン)」に”Extra”が付いて、ルイジアナペリクが割り増しになっているようです。これは喫う前から期待が高まります！

開封時のケチャップ臭はお約束として、火をつけてすぐに、ビーコンとの違いと、”Extra”が付いている意味が分かります。

ちなみに、ビーコンを紹介したときは、

結構繊細で、パイプや体調によって感じる旨さが変わってきますね。旨いときは「繊細で上品で爽快」な味ですが、そうでないときは「上品だけどパンチに欠ける」味になってしまいます。

と書きましたが、こちらはいきなりパンチの効いた甘さが来ます。悪く言えばえげつない（笑）。ビーコンとはあまり似ていないですね。ただ、ベターッと甘いのではなくて、ペリクのサワー感と微妙な苦さで抑制を効かせた絶妙な甘さで、黒糖の甘さと苦さに若干の酸味を加えた味とでも言いましょうか。

ヴァージニアも充分熟成されており、ペリクの風味を上書きしない落ち着きのある味で、繊細さは無いけど素晴らしいバランスを保っています。

全般を通して味の変化は少ないため、甘いブレンドが苦手な人は途中で飽きてしまうかもしれません。ただ、私のようなこの味がツボに入る人からすると「あ〜、ずっとこのままの味でいてくれ！」と思うはずなので味の変化が少ないのはウェルカム！　あと、苦めのコーヒーとの相性が最高です！

いや〜これは旨い！　ペリク好き、甘いブレンド好きな私にはかなりツボです。オリジナルのビーコンよりもこちらの方が好みですね。今まで紹介したヴァージニア＋ペリクの中で個人的に高評価だったのは「Esoterica Tobacciana Dunbar (エソテリカ ダンバー)」と「Esoterica Tobacciana Dorchester (エソテリカ ドーチェスター)」ですが、それらに並ぶ旨さです。エソテリカと違って入手しやすいのもマル。

結構癖があるので万人にお薦めというワケではありませんが、甘味、苦味、酸味の競演に興味があるならばぜひ試してみてほしいブレンドです。さすがマクレーランド、良い仕事してますわ。