パイプパイプ煙草

McClelland Collector Series: 3 OAKS Syrian (マクレーランド スリーオークス シリアン)

実に上質、実にまろやか…ただしすでに入手困難(泣)

McClelland Collector Series: 3 OAKS Syrian (マクレーランド スリーオークス シリアン)
McClelland Collector Series: 3 OAKS Syrian (マクレーランド スリーオークス シリアン)
芳醇な味わいで名高い希少なシリア産ラタキアを自然な甘さのオリエンタル、熟成されたヴァージニアとブレンドし、かつてのシリア産ラタキアブレンドを追憶する味わいを作りました。
Tad Gage 氏が作ったこのブレンドは、オリジナルのスリーオークスと面白い違いを見せてくれます。
(パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳)

※記事執筆時点(2017年9月)で各店在庫切れ。

レビューしたパッケージのロット番号:2016

1989年に Tad Gage 氏が作ったブレンドを 2009 年に再現したもの。当時のものを再現したのが「オリジナル」で、Tad Gage 氏のリクエストでシリア産ラタキアを使って再構築したのが今回紹介する「シリアン」です。ところがこの「シリアン」、当記事執筆時点で主なオンラインパイプ煙草ショップに在庫がありません(「オリジナル」は在庫あり)。マクレーランドのサイトには掲載されているのでディスコンではなくたまたま在庫切れしているだけだと思いきや、ツイッターで「シリア産ラタキア入りはもう全部駄目みたい」とご教示いただき、確認したところマクレーランドのシリア産ラタキア入りはことごとく消えていました。すでにシリアでラタキアは生産されていなく、在庫が尽きたらもう終わりというのは知っていたものの、ついのその日が来たようです(泣)。

というワケですでに入手不可能なブレンドのレビューを掲載するか迷いましたが、自分の喫煙経験の情報として残しておきたかったので公開します。

着火するとシリア産ラタキアとオリエンタルの上質な甘みが広がり、第一印象は「これは良い葉っぱ使ってるゾ!」でした。記載はないけどオリエンタルはイェニジェ葉じゃないかな? 共にまろやかなシリア産ラタキアとオリエンタルの組み合わせで、とにかくまろやか・芳醇で上品な味わい。特に序盤はオリエンタルの味わいの方が強めに効いているように感じます。そしてまろやかすぎてダルにならないようにヴァージニアがごく弱めのエッジを立てて味に締まりを出している印象です。相当旨いですよコレ!

後半はオリエンタルが若干弱まり、ヴァージニアがやや主張して、エッジが序盤よりシャープになってきます。そのヴァージニアで軽くリフレッシュしたところで「真打登場!」とばかりにラタキアの効きが強まってくる。この味わいの展開で、まろやか系にありがちな後半の倦怠感を適度に弱め、マッタリは持続しつつ退屈にならないように演出してくれるあたり、お見事!!

上質で実に旨いブレンドですが、前述の通りすでに入手困難なのが悔やまれます。マァもう手に入らないものをどうこう言っても始まらないのですが、何缶かストックしておけばよかったなぁ…(笑)


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