G. L. Pease Gaslight (G.L.ピース ガスライト)

スモーキーなラタキアの小道が闇と溶け合う技巧派ブレンド。

G. L. Pease Gaslight (G.L.ピース ガスライト)
G. L. Pease Gaslight (G.L.ピース ガスライト)
月のない霧の夜、曲がりくねった玉石敷きの小道が古い鉄製のランタンに照らされている。あなたはその夜と同じくらいダークな香りを追う。忘れられず、抗しがたく、たまらなく魅力的な香りを…。
(パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳)

US$10.69/2oz也。(税・送料別)

開封すると、5x2x2 cm 程度のケーキが2つ入っています。香りは鰹節系の典型的ラタキア臭ながら、そこまで強くはありません。ケーキカットのブレンドはほぐさなくてはパイプに詰められないわけで、フレークのように「ほぐすべきか?丸めてそのまま突っ込むべきか?」で悩む必要もありません。特に水分が多いわけではないため、火がついてしまえば火保ちは良好です。

着火するとラタキアがメインで、ヴァージニアとオリエンタルが良い感じで混ざり合った味わいが広がります。味わいの感覚としては、ラタキア7、ヴァージニア2、オリエンタル1といった感じ。ラタキアは多分キプロス産で、ヴァージニアは熟成が浅めの爽やか系を使い、香料的なインパクトも担っているような気がします。ただ、G.L.ピースのブレンドらしくなかなか繊細なので、ラフに喫煙すると「ああ、ラタキアね。スモーキーだね」で終わってしまうかも?

海外のレビューで「これ、バーレー入ってんじゃね?」みたいな意見があり、それを読んでしまった先入観かもしれませんが、たしかに中盤以降にバーレー的なカドの立ち方を感じました。ただ、そのカドが味わいのアウトラインを崩すことなくラタキアを中和して、スモーキーさがやや治まり、終盤に近づくに従って全体の味わいの丸みを増してうまく〆てくれるあたりはさすがかと。この辺のストーリー展開のある味わいの変化も G.L.ピースらしさかと思います。

パッケージの説明文を解釈すると、「曲がりくねった玉石敷きの小道」がラタキアの味わいで、最初はランタンに照らされてハッキリしているけど、進むにつれて闇夜と霧にまぎれてぼんやりとしてくるということでしょうか。

たしかに旨いのですが、その神経質さ故に喫うシーンを選ぶブレンドではありますね。あくまでスモーカーとの相性の問題になりますが、G.L.ピースのブレンドは神経質なものが多いため、私としては喫っていてリラックスしにくく、このブレンドもマメに買いたくなるものではありませんでした。ラタキア好きで、喫煙に集中してじっくり味わえるブレンドを求めている方にはお薦めですが、「旨いのでみなさんぜひ味わってみてください!」とは言えないかな。



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