パイプパイプ煙草

Mac Baren the Solent Mixture (マックバレン ソレント ミクスチャー)

デンマークのマックバレンによるイングリッシュ・ミクスチャーは「だし巻き卵」の味!?

Mac Baren the Solent Mixture (マックバレン ソレント ミクスチャー)
Mac Baren the Solent Mixture (マックバレン ソレント ミクスチャー)
ソレント ミクスチャーは1950年に世に出て以来、現在まで続くマックバレンで最も古く、際立って興味深いブレンドです。
スウィートなヴァージニアとフル・ボディのバーレーのミックスを基本とし、マックバレンオリジナルのキャベンディッシュと、〜このブレンドを特にスペシャルなものにしている〜シリア産ラタキアがブレンドされています。
ソレント ミクスチャーは特有のスパイシーなフレーバーとアロマをもつフル・ボディのタバコで、潮、波止場、船乗りの香りが甲板に漂う帆船の時代を思い起こさせる本物のイングリッシュ・ミクスチャーです。
(パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳)

US$11.99/100g也。(税・送料別)

開封すると、やや酸味のある上品な香りがして、俄然期待が高まります。

序盤はキャベンディッシュとラタキアの甘みが控えめながら主張しつつも、その陰からチラチラとヴァージニアの爽やか系の甘みが見え隠れします。若干縦割り行政的なイメージで「あれあれあれ? 旨いけど単なるおとなしいブレンド?」と思わない事も無いですが…。

このブレンドが本領発揮するのは中盤以降で、ヴァージニアの甘みが主役になって、ラタキアが裏方に回ります。そして、とっ散らかった味にならないようにバーレーが全体を包む…まさに「ミクスチャー」の妙ですねぇ。

中盤以降、特に終盤のこのブレンドを例えるならば「だし巻き卵」だと思いました。ヴァージニアの甘さをラタキアやキャベンディッシュが「だし」として引き立ててくれます。ヴァージニアが甘さの主役の砂糖醤油/バーレーが全体を包む卵/ラタキアとキャベンディッシュが「だし」。

説明文にフル・ボディとありますが、タバコとしてはどっしりとした味わいで、だし巻き卵的な味が濃厚さを増して、とてつもなく旨いです。意味のある強さで、ちゃんと考えられている感じが満足感を増します。

実に旨いブレンドですね。100g缶でこの値段だからコストパフォーマンスも悪くない。マックバレン良いなぁ。

「Mac Baren HONEY & CHOCOLATE(マックバレン ハニー&チョコレート)」「Mac Baren VANILLA CREAM(マックバレン バニラクリーム)」の紹介をしたときに、両ブレンドが似た構造をしていて「マックバレン着香の法則」のようなものがあるのではないかと書きましたが、「Mac Baren the Solent Mixture (マックバレン ソレント ミクスチャー)」も同様に論理的な構造だと思います。このブレンドは、マックバレンのロジカルさのルーツなのかも。伝統的に理系のブレンダーが多いとか!?


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